どもども!管理人の朱月です。
今回は以前、ショップさんにやっていただいたMR-Sの約2Lサイズのワンオフオイルキャッチタンクのホース取り回し変更したこともあり、
オイルキャッチタンクの取り付け方法をご案内しようと思います。
余談ですが
カッコいいから付けるダケではダメなのですよ。
私は体験したからわかるのですが間違った装着をしてしまうと本当にパワーとフィーリングが落ちます。さらに、オイルの汚れも酷くなったりしてしまうので装着場所には注意!
目次
オイルキャッチタンクとは?
エンジン内部で発生したブローバイガスに含まれる油分を分離させるためのアイテムです。
発生したブローバイガスを気体と液体化した不純物に分離して不純物(オイル)はタンクに貯まり、その後気体は通常のルートを通り再燃焼となります。
エンジン保護が主な役割の部品ですね。
オイルキャッチタンク装着の目的
転倒時や急なハンドル操作で不純物のオイルをまき散らさない
特に競技車両はスピードを出す上に動きも激しいため、ブローバイガスからの不純物のオイルが発生しやすくなっております。
きちんとオイルキャッチタンクに貯めておかないと気付かない間に道にまき散らされる危険があるため、競技で装着が規定されています。
競技では2L容量が指定させていることが多いです。
ブローバイガスとオイルを分離する
一般的な速度で運転している場合はとくに問題ありませんが、パワーを出して運転するスポーツ走行は、ブローバイガスの発生も増え、不純物が発生しやすくなります。
オイルキャッチタンクを付けることで性能がUPするというものではありませんが、エンジンの機能低下や汚れ防止につながります。コレが主な目的として取り付けることが多いです。
写真はブローバイが付着しカーボンになったエンジンのバルブ付近です。
オイルキャッチタンクの種類は3種類
・A パイプの長さがIN、OUTで違うタイプ
このタイプは確実分離できるのでいいのですが、マメに溜まったブローバイオイルを排出しないと詰まりの原因にもなるのでご注意を!
・B はセパレートとパイプの長さが違いセパレートも入っているタイプです。
念入りに分離できるので一番良いのではないでしょうか?
オクヤマ製がこのタイプになります。
・C セパレートタイプ
セパレートにオイルが当たった際に分離させようというタイプですが、aタイプに比べるとブローバイオイルが通過してしまう事もあることがあるのが弱点かと。
安物だと中身は何もない空洞になっている粗悪品もあるので安いからと手を出さない方が良いですね。
取り付け方法
コイツを見ていただくとわかるかと思います。
通常時は外気を導入し高負荷時はブローバイを排出する側と
常時ブローバイガスを排出するPCVバルブ側があります。
PCVバルブはエンジン内部の圧を抜くためのバルブでコレがないとエンジンの内圧が高くなってしまい亀裂やオイル漏れ故障等の原因にもなるのです。
基本は負圧になっているPCVバルブ側のホースに割り込ませる形でオイルキャッチタンクを設置します。
PCVバルブ側のホースはタンクのIN側 OUT側はサージタンクへ接続します。
あとはタンクの設置場所さえ決まれば1時間くらいで完了です。
取り付けしたら必ずアイドリングして2次エアーを吸い込んでないかを点検してください。
アイドリングが不安定になったりアイドリングがしない場合は触ったホースが緩んで2次エアーを吸い込んでいるか、接続忘れがある可能性がありますので完成点検は怠らない様にしましょう!
じゃないと完成!やった! 次の朝・・・・ア・レ?エンジン調子悪い・・・アイドリングしない!
ヤベえええ 遅刻するううう!!って成っても当ブログは責任を終えませんからね!
さて、オイルキャッチタンク設置場所ですが、
私は外気導入ができるバッテリー前に設置しました。
タンクの設置場所はなるべくエンジンから遠ざけて、冷える場所に置くとホースの中でブローバイガスに含まれるブローバイオイルが液化しやすくなりキャッチタンクで確実に分離することができます。
この時の注意ですが、使うホースの仕様と材質に注意!
PCVバルブ側は負圧です!さらにブローバイオイルも当然通過します。
故に
耐圧、耐油ホースを使いましょう。
シリコンチューブだと負圧に負けてしまいダメでした。
そこで、スプリング入りチューブホースに変更!
コイツなら負圧に負けることなく大丈夫です!
使ったホースはこちら
スプリング入りではない耐油ホースだと負圧に負けて潰れやすいようなので私はスプリング入りをオススメします。
1メートル単位売りでも比較的安いが良心的ですね。
オススメのオイルキャッチはこちら↓
絶対やらない方がいい取り付け方
ズバリ PCVバルブ側を大気開放です。ホースを外してOKって思ってる人もいるかもしれませんが
負圧でPCVバルブが開くのに大気圧にしたらバルブは開きません。
またヘッド内部の換気、ブローバイの吸い出しもできなくなるため、フィーリング悪化とオイルの汚れも早くなると思われます。
上記の理由から私はオススメいたしません。
また
PCVバルブ側を封鎖してブローバイホースの負圧になっていない側だけに取り付けるのもオススメしません。
確かに高負荷はブローバイガスをキャッチするかもしれませんが、そんなにブローバイオイルはキャッチはあまりできていませんでした。
むしろ水分の方が多く溜まりました。
常時ブローバイをキャッチできる訳ではないためこの取り付け方は微妙でした。
まとめ
オイルキャッチタンクの取り付け方法は本当に簡単なので自分の車種設定がなくてもPCVバルブのサージタンク側ホース径を計測し汎用品を取り付けることができるので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、間違った取り付け方をしてしまうとオイルの汚れ方もかなり早くなってしまった事
私は若干のフィーリング悪化を感じることがで来ましたので、
確実にPCVバルブ側に取り付けましょう。
あと、オイルキャッチタンク2コ使って 換気側のホースとPCVバルブホース側両方に設置するのもアリだと思いますので
チャレンジしてみたい方はぜひやってみてください。
本日は最後まで呼んで頂きありがとうございます!